「国境なき教師団」 教師を育てることこそが大切
途上国は資金的援助もあり、学校などの施設が建設されました。
しかし「学校が出来ても、その学校で教える先生がいない」という現実がそこにはあります。
公益財団法人CIESF(シーセフ)の活動内容
カンボジア・ベトナム・ミャンマーを中心に途上国へ
- 「国境なき教師団」教育アドバイザー派遣事業
- 教育政策大学院大学事業
- 起業家育成事業
- 産業人材育成事業
- 一貫校設立事業
を、行っている団体です。
株式会社サクラボは、CIESFの活動を資金的に支援し、世界の貧困者の自立を目指して、事業化のノウハウ、起業家支援、CIESFの啓蒙活動などを積極的に取り組んでいきます。
グローバル化が加速する現代において、日本だけの事ではなく、地球規模で未来を考える必要があると当社は考えます。
美しい地球を残すため。そこに生活を営む人のため。先進国で生まれた我々が出来ることは、まだまだたくさんあるはずです。
なぜカンボジア?
約40年前、ポルポトの独裁政権によって、カンボジアでは医者や教師といった知識層のほとんどが抹消されてしまいました。めがねをかけていただけで教養があるとみなされ、殺されました。
独裁政権崩壊後は、わずかに字が読めた人が先生になりました。
その影響もあり、現在のカンボジアの先生のレベルは、日本の小学生並みだといわれています。カンボジアでは「教育の質」に問題があります。
なぜ教育支援?
各国のボランティア団体などがカンボジアにたくさんの学校を建設してくれました。学校の数としてはそれほど少なく無いとはいえます。
問題は、先生の数と質です。せっかく学校が建っても、そこで教える先生がいないこともあります。カンボジアの先生は、給料が安いため副業をしなければ生活ができません。そのための授業を休んで働きに行ってしまうこともあります。また、カンボジアでは暗記が中心の教育を行っているため、理科の実験経験のない先生、分度器やコンパスの使い方がわからない先生がほとんどです。
このような教育環境で本当に人々の生活は向上するのでしょうか?
まずは、先生のレベルアップが必要です。
CIESF(シーセフ)の具体的な教育支援って?
CIESFでは、先生になる人が2年間通う教育養成校に、日本から教育アドバイザーを派遣しています。日本で十分な教員経験を積んだベテラン教師が、教員養成校の教官にアドバイスをしながら一緒に学生を指導します。カンボジアの教育に適した指導案を教育教官と一緒に作成し、未来の先生のレベルアップに向けた活動をしています。この活動がCIESFの「国境なき教師団」です。
先生のレベルアップがあってこそ、カンボジアの「教育の質」の向上に繋がっていくのです。
すべてのはじまりは教育であり、カンボジアが自らの手で発展するには、教育支援が最も重要です。
「カンボジアに笑顔を」を合言葉に、私たちは異教支援を続けます。
ひとつでも多くの笑顔を増やす活動にご支援下さる方々をお待ちしています。